はじめまして、ゴンタと申します。60代になってからの健康維持や生きがい作りをテーマにして日々の生活を綴っています。
今回のテーマは、「60代からの新しい趣味参加とその仲間づくり」についてです。
退職や生活の変化で一人時間が増える中、どうすれば心豊かに過ごせるか?私自身が経験した趣味のサークル参加での発見や人との出会いを詳しくお伝えしたいと思います。
これからの人生をもっと楽しく、孤独感や不安から解放されたいと願う方にぴったりの内容です。
なぜ60代で趣味やサークル活動なのか?
私が60代になってまず感じたのは、退職後の生活のリズムが大きく変わり、一日の大半を家の中で過ごす時間が増えたことです。テレビやスマホの画面をぼんやり眺めがちで、体と心の活力が徐々に落ちていくのを実感していました。
そんな時、偶然見つけた地域の写真サークルの案内が目に留まりました。最初は「知らない人ばかりだし、馴染めるだろうか」と不安もありました。しかし実際に参加してみると、メンバーは年齢も背景もさまざまで、皆が趣味を楽しみながら親しくなろうと努力している温かな場所だったのです。
多くの人生のご経験を聞く中で自分の世界も広がり、「ここなら長く続けられそうだ」と感じました。
私のサークル参加体験談(緊張と安心の瞬間)
60歳の春、近所の市民センターで開催された「初心者向け写真サークル」の初回に足を運びました。受付で「今日はどちらからいらっしゃいましたか?」と温かく声をかけていただき、すぐに周囲と打ち解けることができたのは驚きでした。
参加者全員が「新しいことに挑戦したい」という共通の気持ちを持っており、職業や趣味歴の違いは関係ありませんでした。 とはいえ、やはり最初は相当な緊張感がありました。
自己紹介の際に、昔一度だけ会社のイベントでカメラを触った程度だと正直に話したところ、「それなら初心者はみんな同じだから気にしないで!」と声をかけてもらい、その瞬間から安心してサークル活動を楽しめるようになりました。
最初の緊張が徐々に笑顔に変わる光景は今でも鮮明に覚えています。

写真サークルの活動は本当に印象深いものでしたね!その時の撮影会では、初めての機材を触る際に少しドキドキしました。撮影の際、シャッタースピードを設定し忘れたせいで、友人の笑顔がすっかりぶれてしまったんです…。その時、ベテランの参加者が「誰でも初めては失敗するもんだよ」と微笑みながら励ましてくれました。

後日、親切な友人がカメラの基本的な使い方を教えてくれることになり、一緒に公園へ撮影練習に行ったんです。その友人は「カメラは魔法みたいなもので、人の思い出を鮮やかに残すツールだよ」と語りながら、細かい設定や構図のコツまで丁寧に教えてくれました。その時撮った初めての鮮やかな花の写真は今でも大切にしています。

サークル活動が進むにつれ、失敗を恐れない楽しさや、みんなで共有する笑いが溢れるようになりました。そして「新しいことを始めるのに年齢は関係ない!」という気持ちが芽生え、趣味を通じてどんどん広がる世界に夢中になりました。次の挑戦は夜景撮影だったりして?💫✨
サークルで広がる交友関係
サークルには60代だけでなく70代、さらには現役世代の方も多数参加しており、世代を超えた交流が日常的に生まれています。さまざまな経歴や価値観を持つ人たちと話す中で、自分の視野が広がるのを感じました。
私はサークルの帰り道に開かれるお茶会にも積極的に参加し、これまでまったく接点のなかった地域の方々とも親しくなれました。気づけば、友人の数は10人以上。その多くは、このサークルを通じて初めて話した人たちばかりです。
特に印象に残っているのは、地元で何十年も暮らしているのに接点がなかった隣人と趣味の話で盛り上がり、「いまからでも新しい人間関係は十分に築ける」と実感したことです。
また、この新しい縁が日々の活力となり、孤独感の軽減にもつながっています。
趣味の深まりと刺激
毎月の例会は、単なる写真技術の向上だけにとどまらず、メンバー同士で撮影スポットや次の撮影旅行の計画、さらには健康維持のための体調管理法など、多彩な話題で盛り上がります。
さまざまな価値観や生き方に触れることで、自分自身の考え方も少しずつ変わり、物事を多角的に見る力が養われています。例えば、ある70代の男性メンバーは、元々スマホやパソコンの操作が苦手でしたが、仲間の助けを受けて一眼レフカメラを使いこなすようになり、最近はSNSで自身の作品を公開し、全国の写真愛好家から反響を得るまでに成長しました。
彼のチャレンジ精神には大いに刺激を受け、私も新しいカメラ技術や編集方法を学び続けています。
こうした前向きな姿勢がサークルの活力になっていると感じています。
新しい挑戦が「生きがい」に
退職後の時間が自由になると、一日の過ごし方に悩みがちでしたが、サークル活動を始めてからは「今日は仲間と撮影会」「来週は撮影旅行」「来月は合同写真展に参加」と、新たな予定が生活にリズムを作ってくれました。これまで感じたことのないワクワク感と目標が、私の毎日に活力を与えています。
特に記憶に残っているのは、初めて自作の写真を地域の写真展に出展したときのこと。見知らぬ方から「この写真、心を打たれました」と温かい言葉をかけていただき、達成感と自信が芽生えました。その話を孫に話すと「じいじ、すごいね!」と目を輝かせたのも嬉しい思い出です。
こうした体験が「生きがい」となり、今後も新しい挑戦を続けようと意欲が湧いています。
サークル活動のジャンルの多様性
60代から始められる趣味のサークルは非常に多彩で、私の周りでも様々なジャンルが存在しています。
例えば、写真やカメラを中心としたグループ、俳句や短歌の詩歌サークル、ウォーキングやハイキングなどのアウトドア系、囲碁・将棋の頭脳ゲーム、手芸・工芸・DIYのものづくり、地域貢献のボランティア活動、料理教室やパン作り、さらに書道や陶芸などの伝統芸術に取り組むグループまで幅広くあります。
どのグループも共通して、話題が豊富でお互いの経験や作品を共有することで自然に交友関係が深まります。
たとえば私が時折顔を出すカラオケサークルでは、皆さんが練習のつもりで集まるうちに「〇〇さんの得意な歌を聴きたい」と要望が増え、歌と昔話が中心の賑やかな憩いの場に変わっていきました。歌が苦手な私でも、緊張せず自由に歌える温かい雰囲気がとても気に入っています。
サークル活動の健康面・精神面への効果
新しくできた人間関係や交流は、脳にとって非常に良い刺激となり、頭の回転や記憶力の維持にも役立っています。そして、定期的に外出し体も動かす習慣が自然とつくため、体調維持にもつながります。
私はサークル内で「写真発表会」の役割を任されることもあり、社会参加の実感を強く感じられることで自己肯定感が高まっています。また、「今日は誰かに会う」というほんの小さな緊張感が生活にハリを生み、気分の安定を助けてくれます。
実際、サークルの日が近づくと自然と体調を整えようという意識が働き、以前より風邪をひく頻度が減りました。こうした心身へのポジティブな影響は、趣味活動を続ける大きなモチベーションとなっています。
60代からサークル活動を始めるコツ
60代から趣味サークルを始める際に私が意識したポイントは以下の通りです。
- 未経験者歓迎のサークルを選ぶこと
多くのメンバーが初心者からスタートしているので、安心して参加できます。 - 活動の頻度や連絡方法が自分の生活リズムに合うこと
例えば週1回や月1回のペースで無理なく続けられるかが大切です。 - もし合わないと感じたら遠慮なく別のサークルを試すこと
「合わなければ次」という気軽な気持ちなら精神的負担も減ります。[ - 可能なら家族や友人と一緒に体験参加してみること
一緒に始めると心強く、不安も軽減されます。

私の経験では、最初に参加した俳句サークルは趣味として合いませんでしたが、その経験を活かして今はウォーキングサークルで地域の仲間と楽しく活動しています。趣味は「自分に合うものを探す旅」のようなもので、失敗や挫折も楽しみの一部だと考えると気持ちが楽になります。
サークル活動がもたらす“生きがい”の深まり
人は何歳になっても新しい人・学び・楽しみと出会えます。自分でも気づかなかったような趣味や、人とのつながりにワクワクする毎日が生まれます。
歳を重ねてこそわかる「交流の心地よさ」、そして“誰かと感動や笑いを分かち合う喜び”は、ほんとうに人生を豊かにしてくれます。
まとめ・呼びかけ
60代からの趣味サークル活動は、新しい仲間と出会い、生涯の楽しみや生きがいを見つける最高の機会です。不安があっても、最初の一歩を踏み出してみると、豊かな人間関係と新たな挑戦が待っています。失敗や戸惑いも貴重な経験となり、それがまた次の挑戦への原動力となるでしょう。
私自身、サークルを通じて毎週の予定が楽しみとなり、会話や笑顔がどんどん増えています。
新しく趣味を始めるのに遅すぎることはありません。
この記事が、皆さまの「挑戦したい!」という気持ちの後押しとなれば幸いです。
もしよろしければ、あなたの趣味や交流の体験談もコメント欄でお聞かせください。共に楽しいセカンドライフを築いていきましょう。
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