60代男性の健康ライフスタイルブログへようこそ!今回は「筋トレ入門」と題して、私自身が取り組んできた自宅でできる筋力維持法について、体験談や日々の工夫をたっぷり盛り込んでご紹介します。
はじめに:なぜ60代から筋トレが重要なのか
63歳になった今、かつては重たい荷物を苦にせず持ち上げていた自分が、スーパーで数キロの米袋を提げただけで腕や腰に疲れを感じた経験は鮮烈に覚えています。会社勤めを退職した途端、歩数も減り、ふと鏡を見れば脚が細くシルエットも崩れていました。「このままではいけない」と感じ、本気で体力を取り戻すための筋トレを自宅で始めました。始めは不安だらけでしたが、今では健康診断でも医師に褒められ、日々の意欲も増しています。
筋トレ初心者が超えた壁と独自の実践例
ジム通いを勧めてくれる友人もいましたが、私には合いませんでした。理由は、知らない人と一緒に汗をかくのが気恥ずかしかったからです。そこで私は玄関横にあった使わなくなった椅子と壁を活用し、リビングで思い付きの軽いストレッチや腕立て伏せに挑戦し始めました。最初の1ヶ月は5回の腕立て伏せで心臓がバクバク、人目を気にせずできる自宅環境が続ける秘訣でした。
自宅筋トレメニューのアップデート&体験エピソード
スクワット
脚やお尻、体幹を鍛える基本の種目です。私は最初、10回程度からスタート。
- 両脚を肩幅に開き、背すじを伸ばして立ちます。
- ゆっくりと膝を曲げて腰を落とし、膝がつま先より前に出ないよう意識。
- できれば10~15回×2セット。
ある朝、テレビの料理番組をBGMに、毎日10回のスクワットを続けてみました。2週間も経つと階段の上がりが以前よりスムーズになり、自分でも体が軽くなったのを実感。3ヶ月継続して感じたのは、長時間の外出時も足がつらなくなり、普段の買い物でレジ待ちの時間さえ苦でなくなったことです。
プッシュアップ(腕立て伏せ)
胸・肩・腕を効率よく鍛えます。床に手をつける一般的なものがきつい場合、膝つきや壁押しから始めましょう。
- 手は肩幅よりやや広くし、身体を一直線に保つ。
- 肘を曲げて胸を床に近づけ、ゆっくり戻す。
- 初心者は5~10回×2セット。
最初は1セット3回でギブアップ。それでも「今日は1回増やしてみよう」が日課になり、半年で15回までできるようになりました。筋肉痛も初めは辛かったですが、回復するたび「身体が強くなっている」と嬉しい気持ちが積み重なりました。
腹筋運動(クランチ)
腰を痛めない腹筋運動としておすすめ。背中を丸め、腹直筋を意識してゆっくり動作。
- 床に仰向けになり、膝を曲げて足を地面につける。
- 両手は頭の後ろか胸の前に。
- お腹をへこませながら肩甲骨を浮かすイメージで上体を起こす。
- 10~15回×2セットが目安。
お腹周りが気になっていたので、毎朝の習慣にしています。継続して3か月、ズボンのウエストが緩くなり「お腹が凹んだ?」と家族に言われてモチベーションが上がりました!
チューブトレーニング
低コスト・省スペースで全身の筋肉を刺激できるゴムバンド。肩や背中、腕のトレーニングに最適です。
- チューブを足で踏み、両手で持ち上げる「アームカール」
- ドアノブや手すりに引っかけて「背中引き」
- 肩周りをほぐす運動
家族がプレゼントしてくれたチューブで、肩こり解消と腕の引き締めに挑戦。ラジオ体操と組み合わせて、ニュースを聞きながらできるのが続いた理由です。「今日は左肩が硬いな」と感じた日は意識してひねる回数を増やし、結果として肩周りが軽くなったと感じられました。
カーフレイズ
ふくらはぎの筋肉を集中的に鍛えます。
- 壁や椅子に手を添えて立つ。
- かかとを持ち上げてつま先立ち、ゆっくり戻す。
- 15回×2セット。
カーフレイズは、私にとってバス旅行の長時間移動対策でもありました。ふくらはぎを鍛えてからは、遠出をしても足のむくみや痛みが激減し、親しい友人から「足取りが若返ったね」と言われ、自信にもなりました。
続けるためのアイディアとリアルな苦労・工夫
正直、朝起きて体が重く「今日はサボろう」と思う日も珍しくありません。それでも「家族と朝食を食べる前、必ずストレッチ1種目だけはやる」とルールを作り、できた日には日記に「今日は○○が楽にできた」と一言残しています。2週間後、日記を振り返ると「先週よりプッシュアップが5回増やせた」と気付き、小さな達成感で気分が上がりました。筋トレ記録を残すことで、自分の成長や弱い部分も見えてきて、改善のヒントにもなりました。
筋トレを続けて実感した体と心の変化
体力・筋力の実感
- 1年で階段の上り下りが楽になり、通勤や買い物も苦にならなくなった
- 腕力や握力も強くなり、瓶のふた開けや大きな鍋の持ち運びも怖くなくなった
- ウォーキングやサイクリングの持久力もUP
毎年健康診断で腹囲や筋肉量の数値を気にしていましたが、筋トレを習慣にしてからは「体脂肪が減って筋肉量が増えた」と医師にも褒められました。
精神的な変化・やる気の出し方
筋肉が増えたという実感だけでなく、日中の気分が明るくなり、人と会うのが以前より楽しみになりました。孫と遊ぶ体力もつき、久しぶりに再会した親戚から「若返った?」と冗談も。日々続けて自分を褒める習慣が、何よりのご褒美です。
よくあるトラブルと、私の乗り越え方
実は2度、膝を痛めそうになった経験があります。仕事時代の癖でつい無理をしてしまいがちですが、少しでも違和感があればすぐに休む、痛みが引かない時は近所の整形外科でアドバイスを受けるようにしています。ストレッチや自分に合ったペースの見極めの重要性は、今だからこそ身に沁みて感じています。
モチベーションが切れそうな時の工夫
- 新しい種目を追加してみる
- 家族や友人に「今日筋トレしたよ」と報告する
- 好きな音楽やYouTubeを流しながらトレーニング
最近は息子の勧めで「ラジオ体操の筋トレアレンジ」を取り入れたところ、マンネリ感が解消され新鮮な気持ちで続けられています。
まとめ:60代だからこそ「自宅筋トレ」を始めよう!
- 筋肉は何歳になっても鍛えられます
- 自宅での筋トレは「お金もかからず毎日続けやすい」
- 体だけでなく心も変わる
- 無理せず、マイペースでOK
- 体験談をもとに、続けるコツや工夫をいろいろ試してみてください
もし迷っている方がいたら、ぜひ「今日から1日1種目だけ」でも始めてみてください!1年続いた私が言えるのは、「続けていれば必ず何かが変わる」ということ。
ご質問やご自身の体験談も、ぜひコメント欄でお寄せください。
【引用・参考になった自宅筋トレメニュー】
- スクワット/プッシュアップ/クランチ/チューブトレーニング/カーフレイズ
- NHK「みんなで筋肉体操」やYouTubeの高齢者向け筋トレ動画も活用しています
この記事が、同世代の皆さんの健康づくり、充実した60代の毎日のヒントになれば幸いです。自分らしいペースで、心と体の筋肉作りを楽しみましょう!
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