趣味・生きがい

60代から始める人生を彩る音楽習慣~シニア世代が無理なく楽しめる楽器と成功体験集

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はじめに〜60代男性の新しい挑戦

人生の節目となる60代。新たな一歩を踏み出したい方にとって、「楽器演奏」は未知の可能性を秘めた趣味です。

実際、定年後の時間を有効に使いたい、認知機能や健康維持に役立つことを始めたいという声が増えています。

楽器は脳や指先を刺激するだけでなく、地域コミュニティや新しい仲間との出会いも運んでくれます。

「手遅れかも」と躊躇する必要は全くありません。

この記事では、シニア世代が実際に体験した成功や苦労も交え、忙しい日々でも続く方法・教室やサークル利用例・健康への具体的効果まで広くご紹介します。

60代から始めやすい楽器5選

ウクレレ

小さくて軽いので携帯性抜群。指の力が弱くても始めやすい。毎晩気軽に奏でてリラックスする習慣がついた、という声も。

社会人の方の体験談として「夜寝る前にウクレレを数曲弾くと、仕事で溜まったモヤモヤが整理され、心が落ち着いてよく眠れる」といったものがあります。ウクレレの柔らかい音色は精神的なリフレッシュ効果をもたらし、日々のストレス解消・リラクゼーションにも最適です。

ギター

「若い頃に弾きたかった思い出の曲」を60代で挑戦する人も多い。

独学で始めて最初は指が痛み「Fコード」に苦戦、しかし毎日5分を1年続けて友人とバンドを組むまで発展した体験も。

定年後に時間ができたのをきっかけに、中古のアコースティックギターを購入。最初は独学で、動画や入門書を見ながら練習を始めました。

しかし、思っていた以上に指が硬く、特に「Fコード」には苦戦しました。指先はすぐ痛くなり、弦を押さえ損ねては「もう無理かな」と諦めそうになったことも何度もありました。

それでも「一日5分だけでも弾く」と決め、毎朝の散歩前にギターを手に取ることを習慣にしました。最初はコードチェンジで止まってしまっても、1年続けるうちに徐々に音が鳴るようになり、気づけばあの憧れのフォークソングを通して弾けるまでになっていました。

ピアノ・電子キーボード

昔子供が使っていたピアノを再利用。YouTube教材を利用して1曲マスターした達成感が自信や生活リズムにつながったと語る人も。

たとえば、60代の女性・佐藤さんは「毎週1曲、孫と連弾する」という目標を立て、YouTube教材を活用してピアノを始めました。最初の1曲は「ジングルベル」。初心者向けの連弾動画を見ながら、週末に少しずつ練習を重ね、2週間後には孫と一緒に演奏できるように。

その達成感が自信につながり、「朝に練習、夜に復習」という生活リズムも自然と整ったそうです。今では「次は『キセキ』に挑戦したい」と意欲的に取り組んでいます。

ハーモニカ

楽器が小さいので外出時にも持参でき、公園や散歩の途中で気軽に吹く楽しみもあり。

呼吸筋の強化や肺活量維持に役立つので健康志向のシニアに人気。

散歩中にちょっとした休憩場所やベンチで、季節の景色を眺めながらハーモニカを吹くことで、リラックスできる時間が生まれます。

また、友人や近所の人と一緒に外出した際に、青空の下で童謡や昭和歌謡などを一緒に演奏することで、コミュニケーションや楽しみが広がります。

 

リコーダー・オカリナ

童謡や演歌、民謡のアレンジが豊富。指使いに不安がある方でも気軽に再チャレンジしやすく、昔なじんだ音色の温かさが魅力です。

「ももたろう」「ふるさと」「もみじ」「大きな古時計」など、小学校で親しまれた童謡や唱歌のリコーダー用アレンジが多数あります。

他にもデュエットやピアノ伴奏つきアレンジもあり、初心者や指使いに不安のある方にもやさしい譜面が多数存在します。

体験談:「最初の壁」 と「続けるコツ」

最初の一歩は誰もが不安です。始めるきっかけも人それぞれ。

「学生時代にギターに触れた経験をもう一度味わいたい」「孫と一緒に音楽を楽しむ時間がほしい」「何十年も放置していたピアノがもったいない」など。

一方で、最初は「思うように指が動かない」「楽譜が読めない」「家族の前で練習するのが気恥ずかしい」「防音が不安」といった悩みも聞かれます。

エピソード例

ピアノ独学で苦労しつつも調律を重ねて楽しさを見いだせた60代男性。

ギター教室で「最初はグループについていけず悩んだが、発表会で拍手をもらったことで自信が持てた」と語るシニア男性。

ハーモニカをポケットに入れて毎朝散歩で吹き続け3か月、最初は息が続かなかったが、半年で民謡を演奏でき外出が楽しみになったと嬉しそうに話す可愛いシニア女性。

世代ならではの自身の経験値が意外と楽器演奏に役立つ場面も多いです。

効果的な練習法と習慣化の具体的ステップ

毎日5〜10分でも「楽器にふれる」習慣を作る。

無理に長時間取り組むより、生活の中に自然に練習を取り入れるのがコツ。

指のストレッチ・ウォームアップを必ず行う(例:楽器を持つ前に2分間の指体操を習慣化)。

初心者向けの簡単な曲・好きなメロディからスタート。「1か月で1曲演奏」「3か月後に家族の前で発表」など小さな目標設定がモチベーション維持に効果的。

無料の動画サイト(YouTube)や練習アプリ、教室のオンラインレッスンを活用し、わからない時はすぐ検索、または録画して自分の演奏を確認することも効果的です。

上達を実感するには「定期的に録音・録画し比較する」ことで成長が目に見えて続ける力になります。

仲間を作り、教室やサークルに体験参加し「音楽を通じた新しい出会い」も習慣化の支えとなり、お互いの励みになります。

シニア向け楽器教室・音楽サークル活用法

シニア歓迎の音楽教室やカルチャースクール、地域の音楽サークルは全国で数多く開講しています。

「初心者限定」や「60代以上限定」などハードルが低く、講師も高齢者指導経験が豊富です。

マンツーマンから気軽なグループ体験まで多彩。YouTubeとリアル教室の併用で自宅と外の両方で学べます。

教室を通じて「同年代の友人ができた」「発表会で久しぶりに大きな拍手を浴びて自信がついた」という声も多いようです。

地域の掲示板や自治体ホームページ、地元楽器店で案内を見つけることが可能ですし、
通いやすさ、料金(月額数千円〜)や内容を比較して選べます。

楽器の貸出サービスもあり、最初の負担も少ないのが特徴です。

楽器習慣が社会参加・健康に与える効果

楽器演奏を始めて良かったと感じる最大の理由のひとつが「心身の健康維持」があげられます。

指先と脳を同時に使うことで集中力や記憶力の維持・向上が期待できます(認知症リスク低減の調査例あり)。

呼吸器系を使うハーモニカや管楽器で「長年悩んだ喘息が軽くなった」「肺活量が維持できた」等の声も。

毎週のサークル活動や発表会準備が生活リズムとなり、孤独感や閉塞感の打破に繋がり生活に張りが生まれます。

新しい交流が生まれ、「今まであった不安がやりがいに変化した」という実感につながったという報告もきています。

経験から得た「楽器習慣」の喜び

60代から新しい楽器演奏に挑戦したおかげで、毎日の生活に小さな楽しみと達成感、そして新しい交流が生まれました。

毎日楽器と向き合ううち、「できなかったことが少しずつ形になる」達成感が味わえます。

練習初期の失敗や苦労は、数か月後・一年後に「自分でもここまで継続できた」という大きな自信と自己肯定感が生まれます。

「孫と連弾」「友人とのバンド」「散歩中の気ままなセッション」など、音楽がシニアライフの彩りになります。

失敗や挫折経験(例:最初の教室をやめて再挑戦、教室→独学→サークルのステップ変更、など)も貴重な学びとなるようです。

「この年齢でも新しい扉は開ける」と自分に言い聞かせられる時間こそ人生のご褒美となるのです。

まとめ:60代男性が楽器演奏を始める意義

60代は人生の終わりではなく「新たな始まり」です。

楽器への挑戦は年齢に関係なく始めることができ、仲間や健康、新しい生きがいをもたらしてくれます。

この記事でご紹介した様々な楽器、練習法、体験談から少しでも「始めてみたい」と思えた方は、ぜひ一歩踏み出してみてください。きっと自分だけのストーリーが生まれるはずです。

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