趣味・生きがい

60代からのブログ挑戦記:私を変えた趣味と発信力の磨き方

趣味・生きがい

 

こんにちは。私は還暦を過ぎてから、新しい趣味として「ブログ」を始めました。

長年勤めた仕事を退いたあと、急に時間が増えて、最初は何をしていいかわからない日々。そんなとき、友人の「文章で日々を残すって楽しいよ」という一言がきっかけでブログの世界に飛び込みました。

本記事では、60代の私がブログを通して感じた喜びや失敗、そして生活がどう変化したのかを、具体的な体験談とともにお届けします。

これから始めたい方の背中を押すヒントになれば嬉しいです。

「ブログは若者向け」だと思っていませんか?

正直に言うと、私も数年前までは「ブログなんて若い人の趣味」と思っていました。パソコン作業もメール程度で十分という感覚でしたし、「発信する」という行為は自分には関係ないと思っていたのです。

でも、ある日ネット検索で出会ったのは、70代女性が運営する旅行記ブログ。

写真と文章からにじみ出る温かさに感動し、「経験を言葉にすることは年齢に関係ない」と気づきました。

むしろ、長く生きてきたからこそ語れるエピソードは多いのだと今は感じています。

私自身の話

定年退職後、次の目標も決まらずぼんやりと過ごしていたある日、孫の写真を見返していて「この瞬間を残したい」という思いが強くなりました。

昔から日記に挑戦しては3日坊主だった私ですが、ブログは不思議と続きました。理由は、「誰かが読んでくれる」こと。初めて記事にコメントがついた日の喜びは、今でもはっきり覚えています。

「読んだよ」と一言もらうだけで、次の記事の構想が自然と浮かんでくるのです。

ブログで世界が広がった体験談

最初の一歩の戸惑い

最初は、電源を入れるところから手間取りました。

WordPressの管理画面を開いただけで緊張し、ボタンひとつ押すだけで間違えて消してしまうのではと心配ばかり。それでも、近所の公民館で開かれた初心者向け講座に参加し、「見出しをつける」「写真を貼る」という基本を練習しました。

 

初めて自分で撮影した庭の花の写真をアップできたとき、「やればできる」と胸が熱くなりました。この達成感は、60代になってから味わう新鮮な喜びでした。

ネタ探しのコツ&日々の発見

ブログを始めてから一番変わったのは、自分の“暮らしの見え方”です。

散歩の途中に見かけた野良猫のしぐさや、スーパーで出会った珍しい野菜、孫がくれた落書きまで、「記事にできるかも」と思えるようになりました。

私はガーデニングが趣味なので、苗を植える工程や土の選び方も写真に収めて記録しました。失敗談すら記事になります。

例えば「今年はトマトが全滅」という出来事も、コメントで共感をいただき、さらにアドバイスまでもらえました。

読者とのやりとりは、オンライン上の小さな「ご近所づきあい」のようで心温まります。

仲間・読者とのリアルな出会い

最初は一人で黙々と書いていたブログですが、気がつくとコメント欄やメール、SNSを通じて同世代や趣味が似た人たちとの出会いが増えてきます。

 

ブログ開設2年目に、たまたまコメントを下さった方と地元のイベントで「初のオフ会」を開催。

顔を合わせるのは初めてなのに、話題がつきることなく盛り上がり、「ブログがなければ絶対に知り合えなかった」と二人でしみじみ。

今でも時々一緒に季節の自然を見に行ったりしています。

60代ブログ運営、続けるコツと独自体験

完璧を目指さず「書くことを楽しむ」

最初は「誤字脱字が恥ずかしい」「内容が薄い」と不安ばかり。
しかし、読者の多くは“等身大の言葉”や“リアルな失敗談”を面白がってくれることが多いです。
自分のペースで、記録やメモのつもりでスタート。
「毎日書けなくてもOK」「しんどい時はお休み」の柔軟さが長続きの秘訣です。

 

1か月続けられた!半年も続けられた!という小さな達成感もブログの楽しみ。

「明日書けばいいや」と思える気楽さが結局長続きのコツです。

記事のテーマは“自分らしさ”重視

  • Realな暮らしの工夫、趣味の記録、地域の情報、旅行記、健康ダイエット記録…本当に何でもOK。
  • “人の真似”にならないコツは「経験談」「自分の感情や発見」を必ず一行入れること。
  • たとえ似たテーマでも、自分が体験した具体的な「失敗談」「うまくいった瞬間」を混ぜるだけで独自性が出ます。

 

私の“失敗談”はアクセス数が多く、「トマト苗が全滅した…」という記事が思いがけず共感を呼び、「私もやりました!」と励まされたことが。

写真やイラストなどビジュアル工夫も

  • スマホで撮った写真や図解を添えるだけでも読者の反応大幅UP。
  • 簡単なイラストや、昔の趣味の作品などを残しておくと懐かしい話題にもなり、老後の“自分史”にも。

 

人生初のパン焼きに挑戦し、「形は悪いが味はまずまず」という写真をアップしたら、意外にも「頑張ってますね!」と温かいコメントが。

下手なりに工夫したことや苦労したポイントを書くと、読者も「試してみよう」と共感してくれます。

60代ブログ運営—心と生活が変わった実感

規則正しい生活リズムが作れる

ブログを書くために「今日は何時に何をしよう」「午前は取材、午後は執筆」など、生活に自然とリズムや緊張感が生まれます。

 

一時期生活がだらけそうになったとき、ブログを書く「ルーティン」を決めたことで朝の時間の使い方が劇的に良くなりました。

気持ちの整理やストレス発散

思いがけず悩みや不安を書き出したとき、読者の励ましや自分自身の記録によって心が軽くなった経験も少なくありません。

 

自分や家族のちょっとした不調や困りごとを記事にしたら、同じ経験のある方からメールでアドバイスが届き、「一人じゃない」とホッとしたことが何度もありました。

続けるためのヒントと実践ポイント

  • まずは「悩んだら書く」「書けなくても続ける」。ゆるやかに習慣化すること。
  • 読者のコメントや反応を大切に。「読んだよ」「面白かった」の一言が長続きの原動力です。
  • たまには思い切って昔の記事を振り返り、「成長したな」「昔はこんなこと考えてた」と自分を褒めてあげるのも大事です。
  • 必ずしも“毎日更新”が理想ではありません。マイペースで、まず“やめない”を心がけましょう。
  • 記事が溜まってきたらカテゴリーやタグ整理も。自分で見返すと意外な発見があって面白いです。

まとめ

ブログは60代からでも遅くありません。むしろ“人生経験”や“多様な視点”をもつシニアならではの情報発信には価値があります。

私自身、等身大のことしか書けませんが、振り返れば「一歩踏み出してよかった」と心から思います。

誰でも最初は初心者。いくつからでも遅くないということを自分の体験でお伝えしたいです。

これから始める方も、「書けるときに書く」「楽しむ」「自分らしい言葉で」と肩の力を抜いて取り組んでください。

ブログという舞台は、あなた自身の人生をより豊かにしてくれるはずです。

読者の皆さんのブログ体験や悩みも、ぜひコメント欄でお聞かせください!一緒に、趣味と生きがい輝く60代を歩んでいきましょう。

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