趣味・生きがい

【体験記】60代から人生を彩る社交ダンス教室~健康・仲間・笑顔が広がる新習慣~

趣味・生きがい

 

60歳を過ぎた私が、新しい一歩として社交ダンス教室へ通い始めた体験談をお伝えします。

「定年後の時間をどう過ごすか?」「日々の生活にもう一度ハリを持たせたい!」そんな悩みや期待を持つ方は多いのではないでしょうか。

実は私自身、最初はダンス教室に入るのに躊躇しました。しかし勇気を出して一歩踏み出すことで、健康面・仲間作り・生きがいの面で大きな変化が訪れました。

この記事では、具体的な経験や気づきをたっぷり盛り込み、60代から始める新しい趣味の素晴らしさを分かりやすくお伝えします。

ダンス教室に通い始めたきっかけ

長年勤め上げた退職後、最初は朝ゆっくり寝たり散歩をしたりして自由時間を味わっていましたが、しばらく経つと何となく物足りなさや孤独を感じる日々が増えてきました。

そんなある日、いつもの散歩友達が「社交ダンスを始めてから毎日が明るくなった」と話してくれたのがきっかけでした。

私は学生時代から身体を動かすことは好きでしたが、60代になると膝や腰に負担がかからず楽しめる運動がなかなか見つかりませんでした。

そこで、思い切って地元のダンス教室に体験参加。

最初はうまく足が動かず「これは大変だ!」と驚きましたが、音楽に合わせて体を動かした後の爽快感と達成感は想像以上。結果的に、その場で入会を決意しました。

社交ダンスがもたらす健康効果

社交ダンスを続けてみて一番感じたのは、その多面的な健康効果です。

  • リズムに合わせて全身を動かすことで、自然に有酸素運動ができ心肺機能がアップ。
  • 背筋を伸ばして踊るため、デスクワークで丸くなりがちな姿勢も改善。
  • バランス感覚や筋力維持が鍛えられ、転倒予防・介護予防にも直結。
  • 音楽と一緒に体を使うことで、脳も刺激され認知症予防の実感もありました。
  • レッスン後は爽快な汗とともに、ストレスがほぐれているのを実感。

膝や腰の痛みも、正しいステップやフォームを学ぶことで逆に和らぎました。

特に、階段の昇り降りや日常生活が楽になったことが嬉しい変化です。

60代男性がダンスに挑戦する意義

男性が社交ダンスを始めるには少し勇気が必要かもしれません。

私も最初は「女性ばかりの輪に入れるかな…」と不安でしたが、想像以上に同世代の男性が多く、先生や先輩がすぐに声をかけてくれ安心できました。

特に「リード役」を体験することで、相手を尊重しながら動く大切さ、人との間合いや気配りが日常の人間関係にも良い影響を与えている実感が持てます。

ダンスを通じて、心身だけでなく人間力まで鍛えられていると感じます。

仲間との交流の楽しさ

レッスンを重ねるうちに自然と友人が増え、終わった後に地元カフェでお茶をしたり、ダンスイベントにも誘い合うように。

以前は一人暮らしで会話が少ない日もありましたが、今では同年代の仲間と気兼ねなく過ごせる時間が毎週の楽しみです。

印象的だったのは、みんなで温泉旅行に行った時のこと。夜通しダンスパーティーを開催し、「大人の合宿」を味わえました。

こうした体験は、ダンスを始めてからこそ得られる宝物です。

初めての発表会の体験

入門から1年後、大きなホールで開かれる発表会に初挑戦。

タキシード姿でステージに上がるのは緊張そのものでしたが、音楽が流れると自然と体が動き、観客の拍手に包まれる喜びはこの上ないものでした。

「すごく若々しく見えた」と家族に言われた時は、照れつつも嬉しさがこみ上げてきました。

発表会を経験したことで、より一層社交ダンスという趣味が自分の“生きがい”になったと心から思えるようになりました。

舞台で踊るという緊張感に挑戦したことは、自分の自信にもつながり、他の生活面でも積極的に人と関われるようになったのです。

ダンスを通じて感じた「老い」と向き合う力

年齢と向き合うことは時に難しいものですが、ダンスを続けるうちに「できないことも含めて、自分らしく楽しむ」ことの大切さを学びました。

若い頃のようには動けなくても、仲間と励まし合いながら練習する時間が何倍も貴重に思えます。
先生からも「間違えても笑って続けるのが大切」と声をかけてもらい、失敗や衰えを恐れず前向きに、今を楽しむ気持ちに切り替わりました。

この考え方は日々の生活や人間関係にも大きく役立っています。

教室選びのポイントと私の体験

自分に合った社交ダンス教室を選ぶために私が意識したポイントを紹介します。

  • 初心者専用クラスや基礎から学べるカリキュラムがあるか
  • 男性生徒も無理なく参加できる雰囲気か
  • 講師が丁寧で親身になってくれるか
  • 通いやすい立地とアクセス、無理せず続けられるか
  • 見学・体験レッスンで雰囲気や相性を確認できるか

実際、私も事前に体験レッスンに参加し先生やクラスの空気を確認できたので、安心感を持って続けられています。

通学時間も15分程度と無理のない範囲で選んだことも、続けるコツです。

私にとっての社交ダンスのこれから

ダンスを始めてから、体力の向上や仲間づくり、生活への自信といったプラスが次々に実感できています。
70代になっても踊り続けたいと願う毎日です。

「最初の一歩を踏み出すかどうか」で、その後の人生の楽しさが大きく変わると感じています。

もし迷っている方がいたら、ぜひ一度、社交ダンス教室の扉を叩いてみてください。新しい自分と出会えます。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました