シングルライフ

ひとり暮らし60代男性の健康習慣日記:健診体験と日々のセルフケア

シングルライフ

 

大阪で長年一人暮らしを続ける60代の男性です。

若い頃は仕事優先で、健康管理について深く考えることはほとんどありませんでした。

しかし定年後、会社という居場所を離れ、静かな生活に切り替わったとき、自分の体調の変化がいかに日常に影響を与えるかを実感するようになりました。

この記事では、私の実体験を交えながら、60代のシングルライフで感じた健康不安や、それを少しずつ克服していくための工夫についてまとめていきたいと思います。

一人暮らしの60代が感じる「健康不安」

還暦を過ぎてから最初に大きく変わったのは、体調への不安感でした。

少しの頭痛や咳でも「病気の始まりかもしれない」と考え込んでしまうのです。特に一人暮らしだと、夜中に高熱が出たり強い胸の痛みが出たりしたらどうしようと不安が増します。

去年の冬、急に発熱して寝込んだとき、食事すらつくれず「もしこれが肺炎や心臓の病だったらどうなっていたか」と真剣に考えました。

この経験をきっかけに「小さな体調不良を軽く見ない」ことを肝に銘じるようになりました。

定期健診の受診体験と気づき

退職してからしばらく健診から遠ざかっていましたが、友人に勧められて受診した健康診断で「血圧が基準より高い」と指摘を受けました。

そのとき、医師から「このまま放置すれば脳卒中のリスクが高まる」と言われ、背筋が凍るような気持ちになりました。

高血圧と知った瞬間は落ち込みましたが、同時に「今わかってよかった」とも思いました。

その後、塩分を控える食事や軽い運動を取り入れ、数か月後に再検査で数値が改善していたときは、まるで試験に合格したような達成感がありました。

定期健診は「病気を見つけるため」だけではなく、「より良い生活習慣へ方向修正するきっかけ」を与えてくれるものだと実感しています。

60代一人暮らしの自己ケア実践例

食生活の工夫

以前は外食やコンビニ頼みで、料理はほとんどしませんでした。しかし医師の指摘を受けてから、少しずつ自炊を始めました。

特に変化があったのは野菜と塩分の取り方です。

以下の3点を工夫しました。

  • 週末には野菜スープを鍋いっぱいに作り置きし、1日1杯を意識して飲む。
  • だしは市販の塩分入りではなく、昆布や干し椎茸を煮出す。
  • 調味料は極力控えめ。

    慣れてしまえば素材の甘みや旨みをしっかり感じられ、むしろ昔より食事が楽しみになりました。

特別豪華な料理ではなくても、自分の体に合った食事を意識することで健康維持につながると感じています。

運動習慣の取り入れ方

退職直後にスポーツジムへ入会しましたが、結局ほとんど通えず会費だけを払い続けた苦い経験があります。

そこで「お金をかけずに、自分に合う運動を」と考え直し、毎朝30分のウォーキングを始めました。最初は2,000歩程度からでしたが、次第に距離も延び、今では1日8,000歩を目安に歩いています。

歩く途中で朝の風を感じたり、近所の人と挨拶を交わしたりするだけで、気持ちが前向きになりました。

「運動は体だけでなく心も軽くする」というのを実感しています。

睡眠と休養

60代になって一番悩まされたのは睡眠の質でした。

深夜に目が覚め、再び寝付くまで1時間以上かかる日もありました。そこで試したのが「寝る前のスマホ断ち」です。

代わりに薄い文庫本を読む習慣に変えたところ、自然と眠気が訪れるようになり、眠りも深まりました。

翌朝の目覚めが軽くなり、日中の疲れも少なくなりました。

休養とは「体を休ませる」だけでなく「頭を静めること」だと学びました。

心の健康の自己ケア

体の健康と同じくらい重要なのが心の健康です。

一人暮らしでは孤独を感じる日もあります。

その解消法として私が大切にしているのが「発信すること」です。私は日々の出来事や感じたことをブログに書き残しています。

文章にすることで気持ちの整理ができ、読者の方から励ましのコメントをいただくと心が温まります。

人と直接会う時間が少なくても、言葉のやり取りがあるだけで「自分は一人ではない」と感じます。

定期健診と自己ケアを続けた結果

定期健診を受け続け、日常的な自己ケアも積み重ねた結果、血圧や体重が安定し、以前よりも疲れにくい体になった実感があります。

風邪をひいても回復が早くなり、気持ちに余裕が持てるようになりました。

そして何より大きいのは「安心感」です。数値で自分を客観的に知り、生活の中で改善できているという感覚が心の支えになります。

これは一人暮らしにとって大きな安心材料であり、生活の質を高めてくれる力でもあると感じています。

まとめ:60代シングルライフと健康管理の心得

60代の一人暮らしにとって、健康は暮らしの土台そのものです。

健診で得られる客観的なデータと、食事・運動・睡眠・心のケアで積み上げる日々の習慣。この両輪が揃うことで、安心して暮らす力が養われます。

今はもう若い頃のように無茶はできません。しかしその分、自分の体と真正面から向き合う時間を持てるようになりました。

この文章を読んでいただいた方が「週末に健診を予約してみようかな」「少し散歩に出てみようかな」と感じてくだされば嬉しいです。

一緒に、健康で豊かな60代のシングルライフを楽しんでいきましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました