こんにちは。
60代になってから、物忘れが増えた自分自身や、家族の変化をきっかけに「どうしたら脳を元気に保てるか」を真剣に考えるようになりました。この記事では、私や家族が実際に試してきた認知症予防の工夫、そしてその中で感じたことや発見を、できるだけリアルにお伝えします。
認知症は「自分ごと」――私のリアルな体験
60代に入り、物忘れやうっかりミスが増えたと感じることが多くなりました。
先日、スーパーで「牛乳と卵だけ買えばいい」と思って出かけたのに、帰宅したら肝心の卵を買い忘れていました。こうした小さな失敗が続くと、やはり不安になります。でも、そのたびに「次はスマホのメモ機能を使おう」と新しい工夫を取り入れるようになりました。しかし、「これが加齢か」と少し不安になり、認知症予防について真剣に考えるようになりました。
私の友人(60代男性)は、健康診断の際に「MCI(軽度認知障害)」の可能性を指摘され、家族と一緒に認知症予防マニュアルを活用し始めたそうです。
「早めに気づいて対策を始めたことで、家族との会話も増え、生活にメリハリが出た」と話してくれました。
認知症予防の基本は「生活習慣の見直し」
バランスの良い食事
我が家では、週に一度「お魚の日」を決めて、家族みんなでサバの味噌煮やイワシの塩焼きを作っています。娘が「今日はどんな魚?」と楽しみにしてくれるので、自然と魚料理のレパートリーも増えました。食卓で「この魚は脳にいいんだよ」と会話が弾むのも、認知症予防の一部だと感じています。
特に青魚(イワシ、サンマ、アジなど)や緑黄色野菜、豆類、オリーブオイルを使った料理を毎日の食卓に取り入れています。
久山町の研究でも、こうした食事を続けている人は認知症発症率が30%以上低いという結果が出ています。
友人の奥様は、健康番組で紹介された「認知症予防食」を参考に、毎日違う野菜や魚を使ったメニューを考えているそうです。
「家族みんなで食事を楽しむことが、脳にも心にも良い刺激になる」と話してくれました。
運動・デュアルタスクの具体例
毎朝のウォーキングでは、歩きながら近所の花の名前を思い出したり、昨日見たニュースの内容を頭の中で復習したりしています。最近は、歩きながら愛犬に話しかけることで、自然と「デュアルタスク」になっていることに気づきました。
「コグニサイズ」と呼ばれる、運動と認知課題を組み合わせたトレーニングも効果的です。
知人(70代男性)は、週3回のグラウンドゴルフに参加し、仲間と会話しながら体を動かすことで「気持ちも若返る」と実感しているそうです。
良質な睡眠とストレス管理
睡眠不足やストレスは、認知機能の低下を招く大きな要因です。
私は寝る前にスマホやテレビを控え、リラックスできる音楽を聴くようにしています。
また、日中は趣味のガーデニングや読書で気分転換を図っています。
脳を活性化させる日常習慣
脳トレ・知的活動
私は毎日、新聞のクロスワードや数独パズルに挑戦しています。
最初は難しく感じましたが、続けるうちに「昨日より早く解けた」と小さな達成感を味わえるようになりました。
友人(60代男性)は、最近話題の「1日3分見るだけで認知症が予防できるドリル」を実践し、「ニュースや人の話を忘れにくくなった」と効果を実感しています。
新しい趣味への挑戦
60歳を過ぎてからギターに挑戦。最初は指が思うように動かず挫折しそうになりましたが、「1曲だけでも弾けるようになろう」と目標を小さく設定。今では孫と一緒に「きらきら星」を演奏するのが週末の楽しみです。
知人(女性)は、手芸や塗り絵、囲碁など、指先を使う趣味を楽しんでいます。
「作品が完成したときの達成感が、脳にも良い刺激になる」と話してくれました。
デュアルタスク(日常の中で2つのことを同時に行う)
私は散歩しながらしりとりをしたり、料理をしながら歌を歌ったりしています。
こうした「デュアルタスク」は、脳の複数の部位を同時に使うため、認知機能のトレーニングに最適です。
社会参加とコミュニケーションの大切さ
地域活動やボランティア
私は地域の清掃活動や趣味のサークルに参加しています。
人と会話することで、脳が活性化されるのを実感します。
「人と関わることで、生活に張り合いが生まれる」と感じています。
友人(60代男性)は、週に一度、地域の子どもたちに将棋を教えています。
「子どもたちの質問に答えることで、自分の脳も鍛えられる」と話していました。
家族や友人との交流
私は毎日、家族と食事をしながらその日の出来事を話すようにしています。
また、遠方の友人とはLINEや電話で近況を報告し合っています。
「会話が脳の活性化につながる」と実感しています。
認知症予防のための「私の1日ルーティン」
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朝起きたらコップ1杯の水を飲む
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朝食は必ず野菜と魚をプラス
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新聞のクロスワードや数独に挑戦
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30分のウォーキング(しりとりや昨日の出来事を思い出しながら)
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昼食後は趣味のギターや読書
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午後は地域活動や友人とのお茶会
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夕食は家族と会話を楽しみながら
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寝る前はリラックスできる音楽を聴く
体験談:家族や知人の認知症予防の工夫
母の認知症予防
母は80歳を過ぎてから、昔習っていたそろばんを再開。「読み上げ算をすると頭がスッキリする」と言って、毎朝10分だけでも続けています。最近は、妹と一緒にトランプの神経衰弱をして、負けると本気で悔しがる姿に家族みんなで笑っています。
父の認知症予防
父(80代)は、毎日のウォーキングと週3回のグラウンドゴルフを欠かしません。
また、漢字ドリルやクロスワード、数独パズルも趣味の一部です。
友人の体験
友人(60代男性)は、認知症予防検査を受けたことをきっかけに、家族で予防マニュアルを活用し始めました。
「家族みんなで取り組むことで、会話が増え、生活が明るくなった」と話してくれました。
認知症予防に役立つ便利グッズ・最新情報
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脳トレ本やアプリ(クロスワード、数独、脳知覚トレーニングなど)
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歩数計やスマートウォッチ(運動習慣の管理に)
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地域のサークルやボランティア情報(社会参加のきっかけに)
認知症予防のための食事例
食材 | 効果・ポイント |
青魚 | DHA・EPAが脳の健康維持に役立つ |
緑黄色野菜 | 抗酸化物質が豊富で脳の老化を防ぐ |
大豆製品 | 良質なたんぱく質で脳の材料になる |
オリーブオイル | 植物性油で認知機能低下を予防 |
果物 | ビタミン・ミネラルが豊富 |
海藻類 | ミネラル・食物繊維が豊富 |
まとめ:60代からの認知症予防は「小さな習慣の積み重ね」
認知症予防は、特別なことをする必要はありません。
特別なことはできなくても、毎日ちょっとした工夫を続けることが、私たち家族の自信につながっています。失敗しても落ち込まず、楽しみながら続けることが何より大切だと実感しています。
私自身、体験を通じて「継続すること」「家族や仲間と一緒に取り組むこと」の大切さを実感しています。
これからも、私が実践していることや新たな発見を、このブログで発信していきます。
皆さんも、ぜひ自分なりの工夫や体験談をコメントで教えてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
一緒に、元気で明るいシニアライフを送りましょう!
(本記事は、私自身の体験と、厚生労働省や各種認知症予防サイトの情報をもとに執筆しています。ご自身の健康状態や持病がある方は、必ずかかりつけ医の指示に従ってください。)
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